クロスオーバーステップを身につけよう!|動きづくりトレーニングの実践例

単元「動きづくり」とは

私の体操教室「大久保先生のスポーツレベルアップアカデミー」では、三ヶ月ごとにカリキュラムをブラッシュアップしています。
その中の一つに「動きづくり」という単元があります。

「動きづくり」では、運動神経系を高めるコーディネーショントレーニングの視点から、さまざまな動きに挑戦します。
ゴールデンエイジ期(5〜12歳)は「やったことがある」という経験が運動能力を飛躍的に伸ばす時期。
だからこそ、基礎となる多様な動きを体験することがとても大切なのです。


今期テーマ:「クロスオーバーステップ」

今期シーズン(10月〜11月)のテーマは「クロスオーバーステップ」。

このステップを身につけることで、
✅ 一気にスピードをつけて動ける
✅ 行きたい方向に、素早く・大きく移動できる
✅ フェイントや切り返しが上手になる
✅ 鬼ごっこ・サッカー・テニスなどで素早くボールに追いつける

など、さまざまなスポーツにつながるメリットがあります!

クロスオーバーステップの構え姿勢|体の向きと重心を意識する練習
クロスオーバーステップのスタート姿勢。 進行方向に体を横向きにし、重心を低く保つことで、素早い一歩が生まれます。

クロスオーバーステップで素早く方向転換する瞬間|大久保先生のスポーツレベルアップアカデミー
素早く移動するための「クロスオーバーステップ」。 進行方向に体を傾け、地面を強く蹴る瞬間を捉えた一枚です。

クロスオーバーステップの基本動作

① 進行方向に体を横向きにする
② 後ろ足を前足の前方から大きくクロスする
③ 地面を強く蹴って進行方向に進む
④ 再び足を開き、元のスタンスに戻る


現場での指導ポイント

私のクラスでは、子どもたちが意識しやすいように次のような工夫をしました。

  • 進行方向の足にマークを置く
  • 後ろ足を「そのマークよりできるだけ遠くに」クロスして着地する
  • 地面をしっかり蹴り、再び足を開く

実際に行ってみると、いくつかの課題と改善点が見えてきました。


✅ 気になった点①:歩幅が小さい

原因:重心が高く、膝が伸びてしまっている。
改善策「低くしてみて!」の声かけ。
腕を前に出し、「ここより低くなってね」と視覚的に伝えると、
重心が下がり、体重移動がスムーズになって歩幅が広がりました。


✅ 気になった点②:スピードが出ない

原因:前足で地面を押す力が弱い。
改善策「前足で思いっきり地面を押してみて」「進行方向に少し体を傾けてみて」
この声かけにより、地面を蹴る力が増し、スピードが上がる子が多く見られました。


✅ 気になった点③:クロスした後に動きが止まる

原因:クロスした足で地面を押せていない。
改善策:「クロスした足で地面を押して!」「思いっきり足を開いて!」
これにより、クロス後もスムーズに次の動きへつなげられるようになりました。


トレーニングの進め方

どんな動きづくりも共通して言えるのが、
「①ゆっくり・大きく → ②素早く・大きく」 の流れです。

最初は止まりながらでも構いません。
正確なフォームを意識して「ゆっくり」行い、
慣れてきたらスピードを上げて「素早く」行う。

これが、運動習得の鉄則です。


現場での試行錯誤が“指導の質”を高める

現場で子どもたちと一緒に試行錯誤することで、
指導のポイントや声かけの表現を常にアップデートしています。

こうした積み重ねが、子どもたちの動きや反応の向上につながっています。
実際に「走り方が速くなった!」「切り返しが上手になった!」という声も多くいただいています。


教室のご案内

「大久保先生のスポーツレベルアップアカデミー」は、
石川県(金沢市・白山市・野々市市・小松市・加賀市)
福井県(福井市・春江町)で開講しています。

子どもの運動神経を伸ばしたい方、スポーツが好きになってほしい方は、一度お問い合わせください。

👉 体験・お問い合わhttps://www.ookubosport7.com/せはこちら


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👉 Instagram(@yuuichi_ookubo)


まとめ

クロスオーバーステップは、
「速く動く」
「方向転換する」
「反応する」など、
スポーツに欠かせない動きの基礎です。

正しいフォームとステップのリズムを身につけて、
子どもたちの「動ける力」をどんどん伸ばしていきましょう!


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