◉人数が多い時 集団指導のコツについて
先日、冬休みの時に「学童への運動指導」に行ってきました。
今回もお邪魔したのは加賀市の加賀市の一般社団法人「おやこハグネット」さんが運営する山代学童「代っち学童」様。
![加賀の学童「おやこハグネット」の山代学童で冬休みの運動指導する大久保先生と運動する大勢の山代小学校の子供たち](https://static.wixstatic.com/media/02deca_a3bc78a5a7c14f21b01ac679a885386a~mv2.jpg/v1/fill/w_147,h_110,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/02deca_a3bc78a5a7c14f21b01ac679a885386a~mv2.jpg)
とても元気な子も多い印象でした。
そして、人数がとっても多い!!
今回は、人数が多い時のスポーツ・運動指導のコツについて紹介できればと思います。
今回の学童運動指導を通して、
改めて「コレ、めちゃめちゃ大切だな!!」と感じました
ので、書き留めておきたいと思います。
◉このような方へ
・兄弟で運動を教える時、スムーズにいかない!
・体育の授業など集団で運動指導するが、まとめられない!
・グループ、集団の運動指導に携わっているが、慣れない!
そのような方へ、
より、スムーズに進められるヒントをお伝えできれば幸いです!
◉結論:
・指導者の位置どり
→ 子供たちを引き付けるパワー!
◉指導者の位置どりについて
運動・スポーツの指導をしていると、つい、目の前の子供にばかり意識が行ってしまう。
指導していない別の子が、
✕ ぼーっとしている
✕ 困っている
✕ 違うことに興味が移ってしまっている
そんな経験をすることが必ず一度はあると思います。
集団全体として
うまくサポートをするために
指導者の位置どりが、重要になってきます。
そうすることで、全体を把握してサポートすることができます!
今回の学童さんの指導でも、この位置どりの大切さを改めて感じました!
🟡シュチエーション①子供達が話を聞く時
例えば、
全体に言葉を使って説明している時
↓
子供達 = 座らせる
指導者 = 前に立つ
が基本ですよね。
座らせることで、
「今は聞く時間」と区切りをつけることができます。
勝手に動き回らずに動きをコントロールすることができます。
指導者は、みんなが見渡せる前に位置どります。
![シュチエーション①子供達が話を聞く時の位置どりの図解](https://static.wixstatic.com/media/02deca_99f3f19e7b7b4d0292d46bd82625a9e2~mv2.jpg/v1/fill/w_138,h_196,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/02deca_99f3f19e7b7b4d0292d46bd82625a9e2~mv2.jpg)
🟡シュチエーション② 子供達 実技
今度は子供達が自由に実技をする場面。
子供達は広がって実技をしています。
ポイントは、
もれなく
ダブりなく
ということだと感じます。
指導者は同じ子供に時間をかけすぎず、
的確で短いアドバイスをしながら、子供達の間を動き回る。
的確で短いアドバイスを、「できるだけ均等に、全体的にサポート」できるか
そのためにも指導者は決して動きを止めず、子供達の間を動き回ります。
その際、見えていないところができるのは致し方ないですが、それをできるだけ少なくする。
↓
そのために、
常に視点を広くもつ
できるだけ子供達を視野の中に入れておく
このことが大切だと改めて感じました!
![シュチエーション② 子供達が実技をするときの位置どりの図解](https://static.wixstatic.com/media/02deca_b37cf72370f846c794a7cdc0afe44488~mv2.jpg/v1/fill/w_138,h_196,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/02deca_b37cf72370f846c794a7cdc0afe44488~mv2.jpg)
🟡 シュチエーション③ 実技→ふたたび話を聞かせる
実技フェーズから、実際に話を聞かせるところにシフトします。
コレ、案外指導の現場では多いのではと感じます!!
というのも、実際にやってみなければ、わからないことが多々あるからです。
例えば
・子供たちの動きのレベル
・どこでつまずいていいるか
・興味はどこか
・どのアドバイスが効果的なのか
・どのレベルまで示せば50:50が設定できるのか
です。
指導しながら、これらの気づきを踏まえ、修正が必ず必要になってきます。
修正する際は、動きを止めて、全体に伝える
↓
そして、また動かして練習フェーズ
↓
気づきを踏まえ、全体指導
を1~3回繰り返すのが、
現場の指導では大切だと感じます。
修正を踏まえ、全体指導に戻すときは、指導者の位置どりは、
気づき指導
1回目 広がった子供達の中心に位置どる
↓
2回目 広がった子供達の右端に位置どる
↓
3回目 広がった子供達の左端に位置どる‥
など
気づき指導ごとに、子供達の中を移り変わりながら位置どりをしていきます。
移り変わりながら指導することで、
広がった子供たちにまんべんなく、説明することができます。
メリット
・見本の位置が近い
・最初の全体指導とは違い、臨場感や親近感を感じる
・子供たちの気づきや工夫を引き出しやすくなる
![シュチエーション③ 実技→ふたたび話を聞かせるときの位置どりの図解](https://static.wixstatic.com/media/02deca_6c972270d5b84a65a469e3090ba89250~mv2.jpg/v1/fill/w_138,h_196,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/02deca_6c972270d5b84a65a469e3090ba89250~mv2.jpg)
まとめ
子供「グループ」でのスポーツ指導 コツ
グループ指導では指導者の「位置どり」が大切!
フェーズ①子供達が話を聞く時
子供達 = 座らせる
指導者 = 前に立つ
フェーズ② 子供達の実技
子供達 = 動かせる
指導者 = もれなく・ダブりなく動く
フェーズ③ 実技→ふたたび話を聞かせる
子供達 = 座らせる
指導者 = 中央、右端、左端…
フェーズ③ ✕ 1~3回行うと、効果的!
スポーツレベルアップアカデミーについて
私の体操教室「スポーツレベルアップアカデミー」では、私、大久保が指導にあたっています。
私、かれこれ22年の指導歴になります。振り返るといろんな場面で子供の指導現場に携わらせてきました。
その経験から、子供「グループ」でのスポーツ指導 コツ、グループ・集団指導における、基本的なポイントを今回紹介させてもらいました。
実はこのほかにも、目は話しても決して「意識は外さない!」「一言かける」などなど、子供の集団指導において、ポイントがあります。
このブログにて発信していければと思います。
Instagramでも情報を発信しています。
私が、指導する少人数制の体操教室、大久保先生の「スポーツレベルアップ アカデミー」。
石川県の金沢市、野々市市、白山市、小松市、加賀市、福井県の福井市で子供のスポーツの習い事をお探しの方に、大変おすすめです!
ご興味のある方、ぜひ一度、お問合せをお待ちしております。