ラケット称号表で育てる「道具の操作能力」|大久保先生のスポーツレベルアップアカデミー
① 結論:ラケットは「道具の操作能力」を伸ばす最高の教材です
私の体操教室「スポーツレベルアップアカデミー」では、3ヶ月に一回を一シーズンとして、行う内容を少しずつ変化させています。
2025年第四シーズンの『ボールコントロール』の単元は、「ラケット」!
ラケットを使った運動は、
ただボールを打つだけの練習ではありません。
手先の器用さ・集中力・バランス感覚・空間認知など、
さまざまな力を同時に育ててくれます。
中でも大切なのが、
👉 自分の体以外の道具を思い通りに扱う力(道具の操作能力)。
この力は、
テニスやバドミントンだけでなく、
将来どんなスポーツに取り組む際にも、必ず役立つ基礎になります。
当教室では、ラケットの練習を
「できた・できない」で終わらせず、
成長の過程が見える“称号表として取り入れています。
② 教室で取り組んでいる「ラケット称号表」
ラケット単元では、以下のような称号表を設定しています。
🎾 ラケット称号表
- level1:ラケットキーパー
おへその高さでラケットをまっすぐにキープできる - level2:ストレートリフター
ボールをまっすぐ打ち上げることができる - level3:ソロラリーマスター
その場で一人ラリーができる - level4:ウォールラリーマスター
壁ラリーが安定してできる - level5:ノーバンチャレンジャー
ノーバンでその場ラリーができる - level6:ノーバンウォールストライカー
ノーバンで壁ラリーができる
「持つ → 上げる → 続ける → 応用する」
という流れで、
無理なく、でも確実にレベルアップできる構成になっています。

③ 基本練習で大盛り上がりする“遊びの工夫”
特に子どもたちが夢中になるのが、
level1:ラケットキーパーの練習です。
この段階では、
ラケットの上にボールを乗せたままバランスを取る練習を行いますが、
教室ではこんな遊びに変えています。
👉 「ボールを乗せている間は透明人間になれる」遊び
- ボールを落とさずにいられる間は、先生から見えない
- 落とした瞬間に姿が見えてしまう
- 捕まらないように、そーっと移動する
この遊びが、子どもたちに大人気です。
楽しみながら自然と
- ラケットを安定させる
- 手先だけでなく体全体でバランスを取る
- 集中して動く
といった力が引き出されます。
ラケット操作の基礎作りとして、とても効果的な練習です。
④ 称号があるから、成長が「見えて」続く
レベル1が上手くできれば、順々に上のレベルへと進めます!
各レベル、10回連続でできれば、次のレベルにいくというシステムにしています!
基礎の安定ができれば、次は「上に打ち上げる」です。ボールとの距離感をつかみ、ボールに対して、ラケットをまっすぐに当てることができれば、しっかり打ち上がります。
現場でよく思うのが、
「運動神経は、一度つくってしまえば、ずっと財産として残ってくれる」ということ!
昨年もラケットを経験したことのある子は、やはり今年もうまい!!すぐに思いだし、上のレベルに行きます!
運動神経ができていないうちは難しい
↓
運動神経が形作られると、少しづつ動作ができてくる
↓
完全に神経回路ができあがると、何も意識しなくともスムーズに、素早く動作ができてします!
その変化を現場でとてもよく感じます。
特に、ラケットの運動は、
最初はうまくいかず、苦手意識を持ってしまう子もいます。
だからこそ当教室では、
- 今どこまでできているかが分かる
- 小さな成功を積み重ねられる
- 「次はこの称号を目指そう!」と思える
称号という仕組みを大切にして運動神経を養います。
ラケットを通して育つ「道具の操作能力」は、
子どもたちの将来の運動の土台になります。

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