現場指導で分かった、縄跳び・前跳びの「教え方の極意」
縄跳び 前とび 教え方
私の教室では、三週間に一度の頻度で「縄跳び」を取り入れています。
縄跳びは、
- 道具の操作
- リズム
- 跳ぶ
これらの能力を高めるのにとても効果的な運動です。
運動神経がつくられる「ゴールデンエイジ期」にも、とても適した運動です。
今回は、そんな長年見続けてきた縄跳びの中で、特に最初の基礎である「前跳び」について、現場から見えてきたつまずきポイントと、効果的な教え方についてシェアしていきます。

このような方へ
- まわとびを始めたが、「前跳びが全くうまくできない」
- 前跳びの感覚を子供に「どう教えていいのかわからない」
結論:この3つのポイントを抑えよう!
- よーいの形から、床に「ペチン!」
- まっすぐ前見て、そろえて、静かにジャンプ
- 跳んだら「シュッ!と耳の横」
ここからは、それぞれのポイントを詳しく説明していきます。
① よーいの形から、床に「ペチン!」
縄跳びを初めてまもない子は、必ずと言っていいほど、縄を上手に回すことができません。
腕の動きと、縄の動きを連動させる感覚に慣れていないため、縄をどう扱っていいのかわからないのです。
そこで、まず第一歩として、その感覚を身につけさせることを、現場の指導では大切にしています。
第1段階:大きく「ぐるりん!」
体の「前」「後ろ」に腕を大きく回しながら、縄を移動させます。
ポイントは、
- 肩から大きく回すこと
- 速くではなく、大きく行わせること
こうすることで、腕の振りが縄に伝わる感覚を子供に身につけさせます。
「大きく、上からぐるりん!」
「今度は反対ぐるりん!」
などと声をかけながら実践してみてください。

第2段階:よーいからペチン!
今度は「よーいの形」を作らせます。
よーいの形
- 親指をたてて縄跳びをもつ
- 縄の前に立つ
- 肘を曲げる
- そのまま縄を耳の横に持ってくるように、肘をまっすぐ上げる
こうすると、肘が前を向いて、縄が体の後ろにだらんと垂れた状態になります。
この形から、
肘を伸ばすようにして、体の前に縄を「ペチン!」と下ろすように指導します。
注意点①:力いっぱい叩きつけてしまう子
現場で多く見るのが、「力任せに思いっきり叩きつける子」です。
そういう場合は、
- 「そーっとペチンだよ」
などと声かけをすると効果的です。
注意点②:体がくの字に曲がってしまう子
もう一つ多く見るのが、「体がくの字に曲がってしまう子」です。
縄を体全体で回そうとすることが原因です。
そういう場合は、
- 「まっすぐ前をみてペチン」
と声かけしています!
② まっすぐ前を見て、そろえて、静かにジャンプ
今度は、①で床についた縄を跳び越します。
焦らず、一回ペチンと床について、「止まってから」飛び越すようにさせましょう。
この時も、
- 体がくの字に折れ曲がる子
- ドン!と勢いよくジャンプしてしまう子
- 両足が揃わずジャンプしてしまう子
が本当に多いです!!
そうならないためのアドバイスとしては、
- 「まっすぐ前見てね」
- 「静かに、そっとジャンプしてみてね」
- 「足はそろえて、仲良しジャンプしてみてね」
とアドバイスをしています。
この練習を繰り返して、止まって縄が飛べるようになったら、次の段階です!
次のステップ:「縄が下に来たらすぐに跳ぶ!」
次は
- 「縄が下に来たらすぐに跳ぶ!」
です。
ここも難しいですが、何回も練習させましょう。
腕を振り下ろす感覚と、上にジャンプする感覚が同時にできないのが、難しい原因です。
どうしてもうまくいかないときは、次のような練習がおすすめです。
タイミングづくりのおすすめ練習
縄を持たずに、
- 肘を曲げ、手のひらを床に向ける
↓
- この状態からジャンプする
- 空中で太ももをタッチする
この練習は、腕を下ろす動作と同時に、上にジャンプする動きの連動性を身につけさせます。
さあ!ここまできたら、あとはリズムを少しずつ早めていく練習です!

③ 跳んだら「シュッ!と耳の横」
跳んだら、肘を曲げ、シュッと耳の横まで手を持って来させます。
ポイントは
- 肘を曲げる
- 体の後ろを通って上に上げる
- 手のひらを前に向けながら上げる
です。
こうすることで、ひじを中心にした円運動ができます。
そして、最初の「よーいの形」に戻させます。
とはいえ、子供は初めは難しいです。
補助者が、子供の後ろに立ち、一緒に手を持ちながら、この動作をしてみましょう。
子供に補助をして、この動作の軌道を覚えさせるようにします。
まずは、止まりながらでもいいので、
ゆっくりこの軌道でリカバリーして、最初の「よーい」の形に戻る練習をしてみましょう。
慣れてくれば、
- 「跳んだら、すぐにシュッ!と耳の横!」
というように練習すれば、連続前とびにもつながります。
連続前とびに繋げるコツ
連続前とびに繋げるようにするコツは、
- 跳んだあと「腕を止めずに」
- 「すぐにシュッ!と上げる」
です。
こうすることで、縄の動きが止まらず、スムーズに回すことができます。
上に上がったあと、
- 「縄と一緒に腕を下ろしてね」
とアドバイスして、連続とびに繋げてみましょう!
まとめ
前跳びがうまくできない子の多くは、
- 縄の操作の感覚がない
- 姿勢が崩れている
- 跳ぶタイミングと腕の動きがバラバラ
といったところでつまずいています。
そこで大切なのは、次の3つの順番です。
- よーいの形から、床にペチン!
- まっすぐ前を見て、足をそろえて静かにジャンプ
- 跳んだら「シュッ!」と耳の横へ
この3ステップを丁寧に積み重ねていくことで、
前跳びができるだけでなく、連続前とびにもつながっていきます。
おうちでの声かけや練習の参考になれば嬉しいです。
関連リンク
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